自己紹介で夫がミャンマー出身だと話すと、「えー、どこで出会ったの?」と必ず聞かれます。聞きたくなる気持ちもわかります、しかもミャンマーですしねえ。よく「どこどこ? ヤンマー?」←結構多いパターン。「ビルマとも呼ばれています」「あ~ビルマの竪琴の~!」。最近はスーチーさんの名前を挙げると「あ~!」という方も増加。でもまだ軍事政権のイメージがあるようで「大丈夫なのー?」と心配してくださる人も、ときどき。
自分の中では、夫と出会ってからもうすでに20年以上が過ぎているので、「国際結婚」という、特別感はありません。ただ、30年近く暮らしていても、お互い国の習慣や価値観に踏み込まれると、ブチッと神経が切れる音がしてぶつかります笑。まったく成長しない夫婦です。逆に、年を重ねるごとに、これまでよりも、ガンコになってきている感があり、行く末が恐ろしいこの頃です。
とはいえ、習慣や価値観の違って、何も国際結婚に限ったことではなくて、日本人同士のカップルにも、ドラマがあって結婚があって、ラブラブなカップルもあれば、そうじゃないカップルもいるし、家族になったり、別れたりいろいろですよね。それが国際結婚の場合はたまたま海外だった、ということ。
ただ、たまたま、とはいえ、統計を見てみると、やはりスゴく少数派な。やはり国際結婚をしていると、当然ながら国際結婚をしている人たちと出会う機会が多いので、「そんなに珍しくない」感を持ってしまうんですよね。しかも、ブログランキングとか、チェックするのも「国際結婚」というカテゴリーだったりするわけで、国際結婚を目にしたり、読んだりする頻度も高。
国際結婚と、日本人同士の結婚の件数の差
ちなみに、ゾゾと私が結婚したのは平成7年1995年で、その年の婚姻件数は総数が971,888件で、そのうち夫妻の一方が764,161件で3.6%、妻日本・夫外国ではわずか0.8%。その割合はほぼ20年後の2014年もあまり変わっていません。日本にいる海外の人はかなり多いイメージはありますが、そんなに増えていない、ということなのでしょうかね。
国籍 | 平成7年(1995) | 平成26年(2014) |
総数 | 791,888 | 643,749 |
夫妻とも日本 | 764,161 | 622,619 |
夫妻の一方が外国 | 27,727 | 21,130 |
夫日本・妻外国 | 20,787 | 14,998 |
妻日本・夫外国 | 6,940 | 6,132 |
資料:統計情報部「平成26年人口動態統計」
ちょっとおもしろかったので、妻が日本人の場合のカップルの件数の変化をご紹介します。約20年の間に、韓国・朝鮮の男性との結婚と、アメリカ人男性との結婚が減って、フィリピン、タイ、ブラジル、ペルー、その他(含むミャンマー)はじわじわ増加。でも最新の2014版の調査では、その前の2010年、2005年、2000年の調査と比べると、海外の伴侶との婚姻数がガクッと減っています。最高に婚姻数が多かったのは2005年で、国際結婚カップ夫が5.8%。まあ総数に比べたら少ないのだけど。その後、急に減ってくのは、ビザ取得目的のための偽装結婚や、結婚詐欺の摘発が厳しくなったからとか。ご興味があればこちらから詳しく見られます。資料→統計情報部「平成26年人口動態統計」
国籍 | 平成7年(1995) | 平成26年(2014) |
妻・日本・夫外国 | 6,940 | 6,132 |
夫の国籍 | ||
韓国・朝鮮 | 2,842 | 1,701 |
中 国 | 769 | 776 |
フィリピン | 52 | 118 |
タ イ | 19 | 27 |
米 国 | 1,303 | 1,088 |
英 国 | 213 | 236 |
ブラジル | 162 | 329 |
ペ ル ー | 66 | 117 |
その他の国 | 1,514 | 1,740 |
いろいろデータを出しましたが、「えー、どうやって知り合ったの?!」と言われるゆえんを改めて理解いたしました。でもねえ、私としては他のご夫婦のなれそめもめちゃめちゃ気になるので、尋ねられたらお返しにうかがいたい。ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。ぜひなれそめとか、お聞かせいただけるとうれしいです。