鼻歌も、演歌も歌わず、おとなしく部屋にこもっているゾゾでした。
なんだか怪しくて、部屋でコソコソ焼酎でも飲んで倒れているのか、あるいは外から何か拾ってきた物をいじっているのか、部屋をのぞいてみました。
すると、時計店が開店していました。
ミャンマーでは、時計はもとより、電化製品などが壊れると、当然修理に出します。
ゾゾが言うには、日本の言う“修理”は、部品の交換。基盤のようなものを交換するだけだ、と言い、ミャンマーは壊れた部分を探して、直すのだ、と胸を張ります。
いまだに、よく状況を理解できていないのですが、学生時代、ヤンゴン大学が一時閉鎖されてしまったころ、ゾゾは近所の電気屋さんの学校(よく聞くと近所の電気屋さんのおじさん=師匠)のもとに通って、電気修理の腕を磨いたのだそう。
そして、ご近所の電化製品を直して、稼いでいたこともあると言うのです。
とはいえ、ゾゾの修理の様子を見ていると、ドライヤーを使ったりして、ホントに直しているのかよくわからないのですが、今回は知り合いから中古の時計が30個以上が宅急便で届き、それを修理していたのだそう。
知り合いは、中古の時計を直して、リサイクル品として売ってみたいというのでお手伝いしたというわけだそう。
ミャンマーでも、都心部ではお金のある人が増えているので、「中古の時計を買うのかね?」と言うのですが…
ゾゾ「日本製だったら欲しがる人はたくさんいるよ。お金がある人はほんの一部だよ」。
時計を直すゾゾはイキイキしております。イキイキしていますが、しゃべっていないので静かなので、テレビの音がよく聞こえます(^^;)