*ミャンマー人の夫との出会って、はじめてミャンマーを訪れた日々を振り返るシリーズです*
名前も顔も覚えられないほど、たくさんの人たちにあいさつに明け暮れていましたが、やっと落ち着いた夜、気になっていることをゾゾに聞きました。
私「お父さんとお母さん、結婚していいって?」
そこです。ゾゾはご家族に写真を送って結婚すると“報告”したまま、日本では結婚報告パーティーなどをしてしまっているし。
しかしヤンゴン空港でお父さんお母さんはじめ、ご家族に満面の笑顔で迎えられて以来、ミャンマー語ができないということもあり、ごあいさつもしておりませんでした。
言葉がわかれば、
「あらまあ、かわいいお嫁さんじゃないの、幸せにしなさいよ」とか、
「まあなんて小さくておとなしくてお上品な日本人なのかしら」とか、
「オイ、いい女(こ)じゃないか、どこで引っかけたんだ」とか何かしら交わされている会話から、なんとなく受けいれられているのか、そうでないのか、を感じられますが、その辺すらわかりません。
ただ、お母さんは、なんとなく不安そうな私に気づいていたのか、両手で私の片手を包むように握って、ニコニコしながら、うんうん、とうなづいていてくれました。
「大丈夫かも」 そんな風に思わせてくれる温かさでした。
それで、どうなのか。ゾゾはなにかしら話をしていたのでしょうか。
ゾゾ「日本から写真を送ったとき、電話で話したら、“随分おばさんじゃないか、大丈夫なのか?”って言われてたんだよ」
私「なにそれ?! はじめて聞いた! どんな写真送ったのぉ!?」
ゾゾ「皇居に行ったときにとったやつ」
私「ああ、あれ? そんなにおばさんだったっけ???」
(もっとも当時すでにアラサーでしたので、おばさんに見えても仕方なく、
しかもバブル崩壊後とはいえ、バブルの名残で髪の毛はボリューミーなソバージュ)
ゾゾ「その写真を見て、年とってるように見えて心配していたらしい」
私「で!?」
ゾゾ「でも、“かわいくて、いい子だ”って言ってるよ。すごく喜んでる」
よかった~。真底ほっとしました。かわいいかどうかはともあれ、ひとまず受け入れていただけて、新居にも住み続けることができます(^_^;
ではいよいよ結婚式をあげなければ、ということで、そこから式場を探しはじめるのでした。
もう決まっているのかと思ったら、やっぱり、なにはともあれ日本人妻の実物を確認してから、というのもあったのでしょう(笑)
ではいえ、日取りは決まっているみたいで。ゾゾが言うことも、まわりの状況もよくわからない、???だらけの数日が続きました。