ミャンマー出身の夫は、1円レベルのムダも嫌います。1円、2円、安いものを買えるなら、自転車で10分先のドラッグストアに買いに行きます。
「1円安いものを買いに行く時間、もったいないじゃん?」みたいな考え方もありますよね。私もそういうふうに思ったりするし、元来のめんどうくさがりということもあるので、近くにあってすぐ買えるものを買ってしまうことが多々あります。しかも、夫を自転車で走らせるのも悪いという気持ちもあるので、「いいよいいよ、少しの差だし、こっちで買っちゃおうよ」と言うことも。すると…
「はー? ミャンマー人の奥さんだったら、ボクみたいな夫をすごく喜ぶのに」と、頭を首を傾げます。確かに安く買ってもらって困ることは何もない。しかも、自転車で行ってくれるのは、夫なので、もう、やりたいようにやってもらうのが一番。
というわけで、本日も意気揚々と、「買い物に行ってくる! 5%引きだから、お米を買ってくるよ! 2袋でいいね」と出かけていきました。お米は重いので私としては助かります。でも一方では、古くならないうちに食べきりたいので、あまり買いだめはしたくない。でもお米は2000円くらいするし、その5%だと、100円。この日を逃すわけ、ありませんね。うちの近所のスーパーは、5日と20日の日が5%引きなので、元気に出かけていってくれました(^^)
すると、30分後くらいに携帯が鳴りました。
夫 「今日何日?!」
私 「4日ー」
夫 「間違えたー! レジに行ったら5%引きじゃないってわかったから買うのやめた」
私 「あーそうか、今日は4日か! え? じゃあ、レジに行って、その場でやめたの?」
夫 「そう」
私 「…」
ということで、カゴに入れたたくさんの商品はすべて棚に戻して帰ってきたそうです。これも、私なら買ってしまうところだけど、夫に「恥ずかしいからまあいいや、買っちゃおう」という選択肢はありません。これはもう、失笑をとおりすぎて、驚愕レベル。しかも、明日また出直すという夫。メンタル強すぎ。
でもこれ、ミャンマー人だからということではないんですよ。一緒にバガンにいった義弟さんや、夫の友だちには、節約という概念ないよね、というくらいパーパーと物を買います。買って幸せならいいじゃないか、という感じで。どこの国でもお金に対する考え方は当然人によるわけで、実はミャンマーの家族友人の間でも、たまげられている、夫でした。だから私も驚いていいんだと、思わないと、違いすぎます汗。ありがたや、ありがたや。
追記; 夫が並んだレジは、セルフレジというもので、レジの人にピっピってやってもらったのではないということが、後日聞き込みで判明しました。いつも5%引きの日にはためいている旗がなかったので、冷静に考えてハッと気づき、カゴのものをすべて返却したそうです笑