*ミャンマー人の夫との出会って、はじめてミャンマーを訪れた日々を振り返るシリーズです*
到着から衝撃の新居への到着で、疲れていたせいか、朝は通りのもの売りの声や、行きかう人々の足音や話し声を遠くのほうに聞きながら蚊帳の中でゴロゴロしていました。
そこへお母さんが、水やコップ、石けんなどを持ってきてくれました。
ピンポーンといった呼び鈴などないし、お母さん、合い鍵を持っていたので、ゴロゴロしている姿を見られ、飛び起きました(^_^;
軽く身支度をしたら、キッチン道具がなにもない新居ではなにも作れないので、徒歩10分弱の実家へ行きごちそうになることに。
その後1年半ほどの滞在の間、ご実家に通うことなります。
優しいお母さんや妹さんに甘えていた自分が今も恥ずかしいです。。。
ともあれ、その日は次々にゾゾの友だちや親戚、地域の(?)村長さんへのごあいさつに明け暮れました。
日本でも、ご主人の地域へ嫁いだ人たちは、そうなのでしょうか。
日本で同居していたハシモトくんやタナカくんのご家族、そのご家族の親戚、隣近所…。
お隣さんにもいきました。貸本屋さんです。2年前、2013に行ったときはコピー屋さんになっていたかな…
皆さん、私に英語とか日本語で簡単にあいさつをして、「おしん~、おし~ん」と言ってクスクス笑っています。
というのも、当時、ミャンマーのテレビで「おしん」をやっていて、みんな好きで見ていたんですね。
なので、通りを歩けば「おし~ん」と呼ばれることもありました(笑)
おしんみたいに働き者ではなかったのですがね…(^_^;
ともあれ、お客さんがくると、ゾゾは私にミャンマー語を通訳しながら話しているのですが、
通訳って、大変。なので、いつのまにか私は放っておかれ、壁の花。花というより、シミ(笑)。
ごあいさつに行くとどこのお宅でもお茶菓子とお茶と布のお手拭きの3点セットを出してくださいました。
どこの家にもある、チェックのお手拭き(写真が見つからなくてごめんなさい)。
あるお宅では、日本から持って行ったサンダルが暑そうに見えたのでしょう、私のためにゾウリを買いにスーパーに連れて行ってくださいました。
当時オープンしたスーパーは、田舎のスーパーマーケットと、し★むらがミックスしたような店でした。
高い値段を出せばタイや中国からの輸入されてきたきれいにパッキングされた電化製品や歯磨き粉、プラスチックの食器などもありました。
なかでもミャンマー人の必需品、ゾウリのエリアは充実していて、ビロードの生地のようなものもあれば、ゴムゾウリのようなものから、革製などいろいろありました。
私は幅広なので、ゾウリがイヤでしたが、「ミャンマーではこれを履かなければ暑くていられない」といわれ、買っていただきました。
こうした、ちょっと強引なミャンマーの人たちのおせっかいは、ほほ笑ましいというか、優しいというか、ガンコというか、もう絶対拒むことはできないというか。
時々ホントにお断りしたいんだけど、どーしても断れないような事態もあったりして。
なのですが、みなさん真底親切心なので、まったくありがたい限りです。そんな温かい人たちに囲まれてヤンゴンでの暮らしが始まりました。