みゃんろぐ〜 ミャンマー人と結婚した日本人妻のブログ

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家族ルポ 2016年3月 暮らし・文化

トイレットペーパーは使うべからず、流すべからず

投稿日:2017年1月28日 更新日:


先日コメントくださったなおさんからの質問で、慣れて普通になってしまっていたけど、実は日本人にとっては普通じゃなかった、ミャンマーの習慣を思い出しました。

その日の記事は、ミャンマーのトイレでは水を手で汲んで、汚れた部分を洗い流す、という話を書きました(ミャンマーのハイウェイ・パーキングとトイレの使い方)。で、塗れた水滴はどうするの? トイレットペーパーで拭くんでしょ? と。私も、そうしていた派です。で、知らずに家のトイレに流してしまい、がっちがちに穴を詰まらせてしまい、ゾゾやお義母さんに太い針金の棒で突いて解放してもらい、事なきをえました。
そう、ミャンマーではトイレットペーパーをトイレに流さないのが一般的です。

基本、ミャンマーのトイレの後の処理は、適量の水で、下(しも)を洗います。トイレに座ったまま、備え付けのバケツ(水瓶)から右手で水を汲み、お尻などにちょろっ、ちょろっと適量をかけつつ、空いた左手で汚れを落とします(もちろんトイレから出たら手を石けんできれいに洗います)。その後、洗った箇所は、自然乾燥か、腰巻(ミャンマー人が履く腰巻。ロンジー、女性用はタメインと呼ぶ)の適当なところでささっと水を拭き、塗れたところが肌に当たらない方向で腰巻を巻き直します。これが腰巻のスゴいところ。ミャンマーでロンジーやタメインがすたれない理由の1つでしょう。拭ける。しかも涼しい。楽ちん。洗いやすい、干しやすい、乾きやすい。だから、私もミャンマーに着いたらタメインを履きます。逆にジーンズや短パンを履いていると塗れたあとの処理に困りますからね。
ミャンマーの国内旅行では、私はティッシュを多めに携帯します。基本、トイレには流さないのでティッシュでOK。ペーパーを置いていないトイレも珍しくないので、トイレに行くときは用意していくと安心です。

ただ、トイレットペーパーは使わない、といっても、ペーパーの芯かと思うくらいの気持ちばかりのトイレットペーパーが置かれていることがあります。それはどうやって使うのか? これも義妹に聞いたことがあります。

「オシッコの時は水で流せばいいけど、大のときはさすがにイヤな時もあるでしょ? そういうとき、ペーパーをちぎって、ふき取ってから、洗うの。使ったペーパーはゴミ箱(ときどきビニール袋)にポイ。トイレには流さないでね」。

「ペーパーをちぎって」の量は、5㎝、長くても10㎝。しかもペーパーというのが、新聞紙にシワをつけたようなすごく固い紙質で、ピンク色をしていて、拭くとちょっと痛い。水溶性になっているようには見えません。だから流してはダメだったんですね、きっと。しかも、手で水を汲んで排泄物を流す場合は、水圧も弱いので、要注意です。最近は普通の水洗トイレも設置されているので、大丈夫かと思いますが、手動のときはご用心を。

今、日本でも、アジア各国からの旅行者が増えて、トイレ内のゴミ箱がトイレットペーパーで溢れかえっているのを見ることがあります。駅員さんが一生懸命、「ペーパーはトイレに流してください」という注意書きを見かけることもあります。あれは、「トイレに流したら、詰まらせてしまう」という旅行者の、悪意のない勘違いで、使ったペーパーをゴミ箱に捨ててしまうんですよね。「日本のトイレットペーパーは水に流れます」とか書いてあげるといいかもしれませんね。

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日本で、ゾゾと一緒に住み始めた頃、私がトイレットペーパーをガラガラガラガラ~~と十分引っぱりだして使うたびに、それを耳にしたゾゾは、「もったいないもったいない」と思っていたようです。よく、「紙を食べてるの?」とも言われました。町の男性トイレで、ときどきガラガララ~と聞こえると、「そんなに使ってどこを拭くんだ?」と思うそうです。

紙がないのは超不便ですが、使いすぎというのはあるかもしれませんね。みんなが少しずつ紙を節約すれば地球温暖化にも効果あるかも?

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執筆者:


  1. なお より:

    今日の話題は実は結構知らない話題でしょうね。だって、旅行者は一体誰に聞いたらいいか、困るものですから(笑)。聞いてよかったー。いいこと、教えてもらいました。

    そう考えると、使用した水は再利用できるし、紙の消費は押さえられるし、ロンジー・タメインは究極のエコですよね!すごいなー。そんな国で、ガラガラしてたら、”食べてる?!”と思われても仕方ない(爆)。

    私たちが毎日の生活の中でどのくらいのゴミを出しているかを考えると、ミャンマーのこの文化は継続すべき文化ですね。

    今の日本ではやっとプラスティックの再利用が始まりましたが、これが出来るようになるまで長い年月環境を汚してきましたね。東南アジアのプラ事情を見ると、そんな昔の日本を思い出します。昔ながらのいいところを変えずに、環境に優しい国になってほしいです、ミャンマー。

    • 今日子 より:

      なおさん
      もとはといえば、なおさんのコメントのおかげです。ありがとうございます。でも喜んでいただけてよかったです!
      ふと、トイレットペーパーって、どの国が一番使っているんだろうと、ネットでぐるぐる見て見ました。

      そうしましたら、トイレットペーパーには限りませんが「紙」という枠では、北欧とドイツが圧倒的で、「先進国」が多く消耗し、「発展途上国」は紙の使用が少ないという結論が語られていました。しかも、紙がないことで子どもが感染症にかかって亡くなるので紙の普及は急務だといったニュアンスも受け取れました。確かに貧しい地域では、きれいな水が手に入らずに感染症になることもあるようですが、水を使うから=感染症ではないんですよね。
      トイレタリー製品を販売するクリーンネットサービス株式会社が運営している「もっと!トイレットペーパー!」というサイトでは、トイレットペーパーを使う国は世界で三分の一と紹介されていました。そんなもんなんですね。

      ミャンマーみたいに温かい地域って、トイレで紙を使わなくても済むんでしょうね。北欧やドイツ、日本のような国は、寒いから、水を使いにくいというのも関係するのかな。

      なおさん、ヨーロッパの人って、昔からビデって使われていますよね? ご家庭でも使うんですか? それこそビデ+ペーパーですか?

  2. なお より:

    なんだか面白い話題で話が続く(笑)!

    ビデはイタリアで家を買うには必ず居るもの、なくてはならないものらしいんです。
    最近ではビデを置く場所がなければ、便座からお水がシューッと出て来るアレを使うらしいですよ。これがかなり好評らしいです。

    フランスの古いホテルにもありましたね。大きめのバスルームにはありました。私の部屋にはなかったけど。

    ドイツ語圏では見たことないですね、私は。だからドイツ圏の会社が建てたアパートには洗面台が二つあってもビデはなし、イタリア語圏では洗面台はひとつでもビデが重要、になるらしいです。

    ビデは大抵自分の家やホテルにつけるものらしいので、その場合はタオルがあるのでタオルで拭くらしい(一体なんの話でしょうか???汗)。

    これを読んで”違うよー!”と気づいた方がいらっしゃったら、教えてください。
    (まだこの話題を続ける気でいる。。。笑)

    • 今日子 より:

      なるほどーーー。ビデがあると、ペーパーは要らないんですね! それが一番です。タオルの洗濯は多くなるかもしれませんがね。
      だからヨーロッパでも北欧とドイツはペーパー使用量が多いのでしょうね。
      では、、スイスにお住まいのなおさんちにはビデはあるんですか? ペーパー派でしょうか? タオル派?
      こうなると各家庭で異なるかもしれませんね。
      ちなみにわが家には手動のシャワーがあります!! ミャンマーから買ってきて、ゾゾが取り付けました。
      だからウォシュレットは不要。便座カバーしてあるから、電気の便座も不要。
      でもゾゾ以外はトイレットペーパー使用しています。水分を拭くのに、ペーパーないと困ります、日本ですから。ははは(^_^;

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