先日、ゾゾはうす暗い部屋で、テーブルに新聞を広げてなにか修理をしていました。
暑いときは、蛍光灯の熱すら耐えられないということで、手もとの小さなライトで作業をしていました。
息子が使っているタブレットのバッテリーが充電しても1時間持たないと言うので、じゃあ直そう、と始めたのでした。
ゾゾがいうには(私が聞いて理解した限りでは)、彼がヤンゴン大学に在学中は、大学が閉鎖になることもしばしばで時間があったため、興味があった電化製品の修理を学ぶために、知り合いの修理のプロに弟子入りしたのだそうです。
とくに得意なのはオーディオ類で、1990年前後はまだミャンマーには十分な電化製品などが売っていませんでしたから、壊れたら直して使うのが当たり前でした。
しかも、取り替えれば直る部品なんていうものはありませんから、配線を確認したり、針金を溶かしてくっつけたり、私にはよくわからないことをして、直してしまいます。腕はプロ並みだということで、お代をいただいて修理していたそうです。
なので、音に関してはとてもうるさいです。
どんなスピーカーがよいとか、どこのメーカーがよいかということにも詳しく、あの時代のミャンマーでよくそういうことに詳しくなれるものだと感心していました。
この日もタブレットのバッテリーを、古い携帯などから取っておいたバッテリーと交換するとかしないとかでいろいろしていました。
ゾゾはこういうのがとても好きで、人助けも好きなものですから、会社でもとっても重宝されて、ときどき修理代がお給料にプラスされていたり、社長さんが菓子折を持たせてくれたりするので、私はなにもしていないけれど、いいことがあったりします(^^)
修理が成功するものあれば、直ったようでもすぐまたダメになるものもあります。
彼の修理法で、まだ信用できないのがドライヤーをかける技。
たとえばリモコンが効かなくなったりすると、外枠を外してぶ~~~とやっていたりします。
ほかにどんな時かすぐに思い出せないのですが、電化製品はちょくちょくぶ~~~~とやります。
もちろん直るときもあれば、直らないこともあります。直るときは偶然だと思っていましたが、この間ためしてがってん系のTV番組で電化製品の不具を直すのにドライヤーを使っていたんです。
びっくりしましたねえ。ミャンマーだけではなかったんですね。
謙虚にゾゾの言うことに耳を貸そうと思いました(^_^;