7月末から続く大雨で、ミャンマー各地で洪水の被害が広がっています。
8月1日に、ミャンマーの友人ピュちゃんからの、洪水被害の支援のための寄付金を集めているというFB投稿で、被害がかなり大きいものであることを知りました。それまでは日本のテレビでも、ネットでの検索もなかなか難しかったので、ありがたい情報でした。
ピュちゃんの投稿をご紹介します:
「ミャンマーは、古くからビルマとして知られていますが、現在歴史的に見ても最大級の災害に直面しています。ミャンマーには、14の州がありますがその11の州が洪水に見舞われています。災害に対する支援、対応も遅く、人とその財産、生きものへの被害が拡大しています。ミャンマーは農業国のため、農作物への被害は私たちの国へ計り知れない被害をもたらします。6万7000人から11万人もの人々は被害が深刻で、ボランティアグループや、支援グループが駆けつけています。緊急支援のご協力をお願いします(原文英語)」
彼女の迅速なFBの呼び掛けもあって、この日だけで143,000円の義援金が集まったそうです。(承諾を得て投稿をご紹介しています。)
「ミャンマー大洪水災害募金情報:
本日は皆様のご協力ありがとうございます。本日一日で¥143,000の義援金が集められました。月曜日にミャンマーに送金されます。その後Air KBZのボランティアグループと、葬儀無料サービス(Kyaw Thu)グループを通して被災地に必要な生活必需品、食料品、薬などが送られます。」
彼女は、私の夫ゾゾの遠い親戚で、東京にあるミャンマーの僧院でお坊さんに食事を食べていただいたり、寄付をしたりする信心深い仏教徒です。
彼女のみならず、ミャンマーの人たちは、誰であろうと困った人に手を差しのべようという気持ちが大きいです。だから、こうした災害への支援に対してすぐ行動を起こす力があります。
しかもそのFBつながりのミャンマーの人達の反応も素早かったです。
あれよあれよと寄付が寄せられ、それはいまも進行形です。
2年前、フィリピンを襲った津波のとき、息子の中学校の先生が、奥様がフィリピン出身だったために支援を集めはじめ、そのときは靴を送りました。
その呼びかけを受け、私もFBで皆さんにお声をかけさせていただいたら、1メートル四方の段ボールがいっぱいになるほど、靴を(しかも送料も負担していただき)送っていただきました。
本当に皆さんの温かいお気持ちをいただき感動したのを覚えています。
ミャンマーの人たちもそういう気持ちは同じです。
もともと寺院や僧院に寄付をする習慣があるからか、寄付にもとても積極的です。
困った人を助けたいという気持ちは全国共通だということを、改めて感じます。
ピュちゃんは、私の夫ゾゾの遠い親戚。彼女が日本で集めた義援金を、お姉さんが勤めているNTT Data Myanmar Volunteer Groupに送金。そこからその会社のスタッフが、必要なものを買って、KBZ と kyaw thu ボランティアグループを通して、現地に運んでもらうというルートだということです。
私も寄付させていただきましたが、自分の知っている人が寄付を支援物資に替えて届けてくれるという、顔が見えるということで、信頼して寄付できたのはよかったと思いました。
この記事をご覧になって、応援しようと思ってくださった方がいらしたら、私がお手伝いをしているミャンマーファミリークリニックと菜園の会のブログで詳しくご覧いただければありがたいです。
→ ミャンマーの洪水、MFCGの活動現場ミャウンミャでも浸水
MFCGはミャンマー南西部の、医療の届かない村に医療と菜園の知識を広める支援をしている団体です。代表をはじめ、スタッフが現地にいますので、こちらもいただいた寄付は確実に現場に届けることができます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。