新聞もテレビもミャンマーの選挙の話題を大きく取り上げています。
アイキャッチの写真は、NHKニュースの映像をパシャリと撮らせていただいたものです。
アウン・サン・スー・チーさんが率いる野党NLD(国民民主連盟)が、軍事政権の流れをくむ与党USDP(連邦団結発展党)に勝利というニュースが流れています。報道陣に囲まれても堂々と風を切って歩くスーチーさん。長い間信念を曲げずに生きてきた凛々しさが漂いますね。
ネットの動画でも、スーチーさんの話に耳を傾ける人たちの割れるような声援がスピーカーから流れてきて、家にいても臨場感があります。
アジア最後のフロンティアとか言われて昨今急に注目を集めていますが、これからもっと大きなうねりがやってきそうな感じで胸がつまります。
8日のミャンマーの選挙では、選挙を終えた人々が、紫色に染まった指を誇らしげに見せているのが印象的でした。
あのインクは、投票を済ませた有権者につけられたもので、二重投票などの不正を防ぐためのものだそうです。
また、選挙会場を動画撮影をして配信することで不正投票を防ぐなど、ネットの情報網が役立っていると、ミャンマーの民放の方が話していました。
ミャンマーの選挙に先だって、東京都品川区のミャンマー大使館で10月17日に在外投票が行われました。
友人のFB投稿で、大使館のゲート前に列を作るミャンマー人の写真を見て知りました。
2011年のミャンマーの総選挙のとき(だったかな?)では、選挙がありますよ、という通知がきたのですが、今回はそうしたものは届かず、選挙1か月ほど前から大使館で登録をした人だけが当日投票できるというものだったので行けなかった人も少なくないようです。
こんな大事な選挙に、参加できなかったなんて(T_T)とゾゾと残念がりますがあとの祭…
ゾゾはすっかり日本のサラリーマンのように会社と家とを往復する昨今なので、ミャンマー人との接点が少なくなって情報が入りにくいということもあります。
私も、反省です(..;)
ミャンマー現地でも、有権者に投票用紙(?)が届き、その用紙に自治会長(のような方)のサインをもらった人の投票が有効になるというシステムらしく、そのサインをもらわないまま投票すると、それは無効とされてしまう、とゾゾは聞いたそうです。
そのため、選挙前には「注意をしてください」というメッセージが投稿されたりもしていました。
なかなか複雑ですね。
正式な選挙結果は2~3週間後ということ。どうなるのか。展開が気になります。